「香港」の記事一覧

国家安全法違反で創業者逮捕の香港紙アップル・デイリー、市民が早朝から買い求め長い行列

中国共産党に批判的な論調で知られる香港紙・蘋果日報(アップル・デイリー)は、創業者の黎智英(ジミー・ライ)氏の逮捕から一夜明けた11日、1面に「アップル・デイリーは戦わなければならない」との見出しを立て、警察に連行される黎氏の写真を掲載した。香港市内では、早朝から同紙を買い求める市民の長い列ができた。 香港警察は10日、アップル・デイリーのオフィスの強制捜査を行い、香港国家安全維持法違反の疑いで黎氏を逮捕した。 同紙は11日、発行部数を通常の10万部から50万部に拡大。労働者階級の人々が多く住む旺角...

香港当局、メディア王の黎氏、活動家の周庭氏らを国家安全法違反で逮捕

香港のメディア王で著名な民主活動家の黎智英(ジミー・ライ)氏(71)が10日、香港国家安全維持法(国安法)の下、外国勢力と結託した疑いで逮捕された。香港における報道の自由などを巡る懸念が一層強まった。 香港警察は、外国勢力との結託を含む国安法違反の疑いで、現地の23─72歳の男9人と女1人を逮捕したと発表したが、逮捕者の名前は公表しなかった。捜査は継続中で、逮捕者が増える可能性もあるとした。 こうした中、地元メディアなどによると、著名な民主活動家、周庭(アグネス・チョウ)氏(23)も国安法違反の容疑...

中国の香港出先機関、米制裁を批判「脅しで中国国民を怯えさせることはできない」

香港における中国の出先機関「香港連絡弁公室」は8日、米政府が香港当局者を制裁対象としたことについて、「こっけいな行動」であり中国国民が恐れを抱くことはないと反論した。 米国は7日、香港の自治侵害などを理由に林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官を含む11人を制裁対象にした。同弁公室の駱恵寧主任も対象とされた。 弁公室は「香港における反中国の動きを支えようとする米国の不謹慎な意図が明らかになった。米国の行動はこっけいで実にばかげている。脅しで中国国民を怯えさせることはできない」との声明を出した。 また駱恵...

米財務省、香港の林鄭月娥行政長官ら11人に制裁 自治侵害などで

米財務省は7日、香港の自治侵害などを理由に、香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官を含む11人を制裁対象にしたと発表した。 制裁対象となるのは、林鄭氏のほか、香港警察トップの鄧炳強(クリス・タン)警務処長や盧偉聡前警務処長、李家超(ジョン・リー)保安局長、テレサ・チェン司法長官、香港出先機関「香港連絡弁公室」トップの駱恵寧主任、香港マカオ事務弁公室の夏宝竜主任など。米国内の資産が凍結され、米国人との取引が禁止される。 今回の制裁は、中国による香港国家安全維持法の施行を受け、トランプ大統領が先月署名...

香港当局、黄之鋒など活動家24人起訴 天安門追悼集会に「違法」参加

香港の捜査当局は6日、民主活動家の黄之鋒(こう・しほう)氏を含む24人を起訴した。中国が民主化運動を弾圧した1989年の天安門事件を巡り今年6月4日に香港で開かれた犠牲者追悼集会に違法に参加した罪に問われている。 半自治権を有する香港で、天安門事件の犠牲者追悼式が禁止されたのは初めてだった。警察は新型コロナウイルス対策の一環で集会が規制されていたことを理由に、今年の追悼集会を許可しなかった。それでも数万人が町中でろうそくをともして追悼した。一つの区域で機動隊と参加者の小競り合いが生じたこと以外は、お...

香港法曹界、政府の議会選延期は法律違反の可能性と指摘

香港の弁護士でつくる香港大律師公会は、9月に予定されていた立法会(議会)選挙を1年延期する香港政府の決定は法律に違反している可能性があるとの見解を示した。 香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は31日会見し、新型コロナウイルス感染者数の増加を理由に選挙を延期すると発表した。政治的な配慮はないとした。 立法会選挙は香港国家安全維持法(国安法)が6月末に施行されて以来初めての選挙となるはずだった。国安法は、国家分裂、政権転覆、テロ活動、外国勢力との結託を犯罪行為と定め、最高刑として終身刑を科す。 香...

香港当局、黄之鋒氏ら民主派12人の立法会選挙候補資格を取り消し

香港政府は30日、立法会(議会)選挙で民主派12人の立候補資格を取り消したと発表した。今後追加で同様の決定を行う可能性があるとした。 政府は声明で、民衆自立を促したり、外国政府による介入を求めたり、国家安全維持法への反対を表明したりすることは「基本法」に抵触する行為だと指摘した。 「一部が主張するような政治的な検閲、言論の自由の制限、選挙に立候補する権利のはく奪などの問題はなかった」としている。 民主活動家の黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏も取り消されたひとり。このほか公民党のメンバーなど今月初めに行...

フェデックスのパイロット労組、香港での業務停止を要求「極めて耐えがたい環境下で隔離された」

米物流大手フェデックスのパイロット労組は28日、香港での業務を停止するよう経営側に求めた。香港政府の新型コロナウイルス対策で、一部のパイロットが「極めて耐えがたい環境」下で隔離を強いられていることが理由。 フェデックスのパイロットが加盟する労組「航空パイロット協会(ALPA)」によると、香港では、新型コロナに感染した同社のパイロット3人が最大10日間、入院を強制された。3人は無症状感染者だった。 検査で陰性反応が出た他の複数のパイロットも、陽性反応が出たパイロットと接触があったため、「極めて耐えがた...

香港、新型コロナ大規模感染の瀬戸際と警告 林鄭月娥長官「できる限り家に」

香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は、香港は新型コロナウイルスの大規模な感染が発生する瀬戸際にあると警告、できる限り自宅にとどまるよう市民らに求めた。 香港では29日から、コロナ感染拡大防止に向けた行動制限が強化された。2人を超える集まりやレストランでの飲食が全面的に禁止されたほか、公共の場所では屋外、屋内を問わずマスクの着用が義務付けられた。 長官は28日夜に声明文を出し「大規模な市中感染に直面している。医療が崩壊し、高齢者らの命が失われかねない」と強調。 「愛する人々や医療関係者、そして香...

香港、新型コロナの感染拡大で規制強化 レストランでの飲食を全面禁止

香港政府は27日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、29日から行動制限を強化すると発表した。2人を超える集まりやレストランでの飲食を全面的に禁止、公共の場所では屋外、屋内を問わずマスクの着用を義務付ける。実施期間は7日。 レストランでの飲食が全面禁止となるのは初めて。7月に感染の第3波への懸念から午後6時以降の店内飲食が禁止されたが、日中はレストランもカフェも通常通り営業できていた。 しかしここ3週間、市中感染が増加し、26日は5日連続で3桁の増加を記録した。 張建宗(マシュー・チャン)政務司長は...