「AI」の記事一覧

日本は新興国から「デジタル化・DX」を学ぶべき時代になった

<今後は新興国・途上国こそがインターネットの中心になる、と伊藤亜聖『デジタル化する新興国』。新興国のデジタル化はもはやニッチなテーマではなく、そのケタ違いの可能性とリスク、どのような影響があるかを知る必要があるという> デジタル化、デジタル・トランスフォーメーション(DX)、デジタル庁......新聞や雑誌を見ても、本屋の売り場を眺めても、最近では「デジタル」に関する話題であふれかえっている。 デジタル化の潮流に取り残されていた感のある日本だが、新型コロナウイルスの流行で危機感に火が着いたというとこ...

韓国メディアはリストラの時代? ニュース番組にAIアナ続々登場へ

<さまざまなサービスや電子機器にAIが使われている──。そんなニュースは日常的になったが、そのニュースもAIで作られる時代に> 「憧れの職業」の一つとして、常に上位に挙げられる「アナウンサー」。多くは放送局の職員でありながら、芸能人さながらメディアの表舞台に立つ花形職業である。しかし、そんな彼らも近い将来、AIに職を奪われてしまうかもしれない。 11月6日、韓国の総合編成チャンネルMBNの報道番組「MBN総合ニュース」で、韓国内初となるAIアナウンサー、キム・ジュハさんがTV画面に登場し注目を集めた...

AI自動追尾カメラが、サッカーの試合で線審のハゲ頭とボールを誤認識で、サポーターがっかり

<ボールや選手の動きを自動で追跡するAI搭載カメラの導入が各地で進んでいるが、線審の頭をサッカーボールと誤認識し、サポーターをがっかりさせるという珍事が起こった......> 英国スコットランド北西部インヴァネスを本拠地とするサッカークラブ「インヴァネス・カレドニアン・シッスルFC」は、2020年10月16日、人工知能(AI)が搭載された無人撮影カメラ「ピクセロット」を用い、ホームスタジアム「カレドニアン・スタジアム」で開催されるサッカーリーグ「スコティッシュ・チャンピオンシップ」の全試合をシーズンチケット購入者に向けてライブ配信すると発表した。 しかし、今季初のホームゲームが開催された10月24日、このAI搭載カメラが線審の頭をサッカーボールと誤認識し、オンラインで熱心に観戦するサポーターをがっかりさせるという珍事が起こった。 CaleyJags : SPFL Championship : Real Highlights: ICTFC 1 v 1 AYR : 24/10/2020 AI搭載自動追尾カメラは各地で導入されている イスラエルで開発されたピクセロットは、最先端のコンピューティング技術と深層学習により、ピッチ内で何が起きているのかを理解したうえで、ボールや選手の動きを自動で追跡して、あらゆるアクションを的確に捉えるのが特徴だ。 従来のカメラマンによる撮影に比べて製作コストを約8割削減でき、サッカーやバスケットボール、野球、ラグビーなど、球技を中心に、プロからアマチュアまで幅広く様々なスポーツに活用できる。これまでに8400カ所の競技場に設置され、1ヶ月あたり平均9万時間のライブ配信を実施。スペインの名門クラブ「FCバルセロナ」やメキシコサッカー連盟(FMF)などでも採用されている。 Pixellot - Making Millions of Small Events BIG 「カメラがボールでなく線審の頭ばかり追うので、解説者がずっと謝っている」 インヴァネス・カレドニアン・シッスルFCでは、2回にわたるテストイベントを経てピクセロットを本格的に導入したが、10月24日にライブ配信を視聴したサポーターからは、 「何もかも酷い。AIカメラマンが線審の禿頭とボールを間違えているおかげで、試合が台無しだ」 「カメラがボールを追わずに線審の頭ばかり追うので、解説者がずっと謝っている」 「せっかくのゴールの瞬間を見逃した」 といった不満の声が上がっている。 Everything is terrible. Here's a football match last weekend that was ruined after the AI cameraman kept mistaking the linesman's bald head for a football.https://t.co/BsoQFqEHu0 pic.twitter.com/GC9z9L8wHf— James Felton (@JimMFelton) October 29, 2020 ピクセロットは、デジタルメディア「ザ・バージ」の取材に対して「線審の頭とサッカーボールがよく似ていたことが原因だ」と認め、「線審の頭がピッチの内側にあるように見えるうえ、試合球が黄色だったことも混乱の要因となった」との見解を示している。 ===== CaleyJags : SPFL Championship : Real Highlights: ICTFC 1 v 1 AYR : 24/10/2020

米重機キャタピラー、コロナ対策で自動運転技術に賭ける

米建設機械大手キャタピラーが自動運転分野に力を入れている。作業員が乗り込んで操縦する必要がなく、鉱業企業などの顧客が新型コロナウイルスの大流行で感染防止策を迫られる中で、将来有望な市場と見込んでいるためだ。 ロイターが入手したキャタピラーの社内データによると、今年の採掘作業向け自動運転技術の売上高は前年比で2桁の伸びとなっている。半面、ブルドーザーや採掘用トラックなど他の建機はこの9カ月間に販売が落ち込んでおり、これは小松製作所や米ディアなど他の建機大手も同様だ。 キャタピラーの建設デジタル&テクノ...

韓国超エリート大教授、自動運転の特許を中国へ横流し? 金にもの言わせ研究者集める中国「千人計画」とは

<開発競争が激しい分野の技術流出問題。日本にとっても決して他人事ではない> 今年4月、世界知的所有権機関(WIPO)は2019年の特許の国際出願件数を発表し、中国が米国を追い抜き初めて世界トップとなった。個別企業でも1位は中国の通信大手のファーウェイが3年連続の首位。2位に日本の三菱電機、3位に韓国のサムスン電子が入ったが、10位までにOPPO、BOEテクノロジー、平安科技という中国企業が並び、複数トップ10入りしたのは中国以外は韓国のみ(前記サムスン電子と10位のLGエレクトロニクス)。圧倒的な中...

コロナショックで岐路に立つ製造業の「現地現物主義」 メーカーはAIに活路

愛知県豊橋市にある武蔵精密工業の自動車部品工場では、ロボットが品質管理のための検査作業の一端を担っている。トヨタ自動車が提唱し、20世紀の大量生産モデルに革命をもたらしたと賞賛される「現地現物主義(直接現場に足を運んで現物を目にすること)」が、新型コロナウイルスのパンデミックによって急速な変化を迫られている製造業界の今を物語る光景だ。 この工場内に置かれたロボットアームは、「ベベルギア(かさ歯車)」と呼ばれる重要部品を取り上げ、回転させて光に当てながら表面に欠損がないかどうか点検する。1つの部品に要...

ハンズフリー化進む「自動運転」 安全や性能基準ないまま開発レース加速

「オートパイロット」、「プロパイロット」、「コパイロット」──。自動車メーカーがハンズフリー(手放し)運転を支援する新たなシステムに与えた名称はさまざまだ。だが、ここ数十年で自動車技術は大きな変革が進む一方で、従うべき安全性や性能に関する基準が存在しない。 複数の自動車産業幹部によれば、テスラの成功に刺激され、自動運転の研究に投じた数十億ドルの費用の回収を始めるため、自動車メーカー各社は、高速道路上での巡航走行など日常的な運転を自動化し、5年以内に広く普及させる計画を加速させつつある。 従来の自動車...

劇場のイベント再開に向けAIで飛沫シミュレーション 定員半分では採算厳しく

西村康稔経済再生相は12日午後の会見で、8月を予定している劇場などでのイベント再開に向けて、人工知能(AI)を活用した飛沫のシミュレーションも使って業界や流体工学の専門家などと検討を行う方針を強調した。政府としては定員の半分の人数での再開を検討していたが、採算面で厳しいとの声が多く、関連業界とともに工夫する構えだ。 来週15─16日に予定されている日銀金融政策決定会合に出席するかどうかは、現時点では未定という。西村再生相は、日銀とは新型コロナウイルスに対応する危機感を共有していると述べた。 (竹本能...

新型コロナでひとり勝ちのアマゾン──ポストコロナに向けた「無人配送」戦略

<コロナ禍で一変した世界で、コスト削減を進めウイルスに打ち勝つため、アマゾンは無人配送車やドローン開発に邁進する。米経済ジャーナリスト、ブライアン・ドゥメインの新著『ベゾノミクス』より一部抜粋> 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)のせいで外出もままならず、買い物をデリバリーに頼る人が増えた時期、大忙しだったのがネット通販のアマゾンだ。 もちろん、アマゾンはそれ以前からアメリカ人の暮らしに不可欠な存在だった。昨年12月時点で国内のプライム会員は推定1億1200万人。1人当たりの平均...