「AI」の記事一覧

コロナショックで岐路に立つ製造業の「現地現物主義」 メーカーはAIに活路

愛知県豊橋市にある武蔵精密工業の自動車部品工場では、ロボットが品質管理のための検査作業の一端を担っている。トヨタ自動車が提唱し、20世紀の大量生産モデルに革命をもたらしたと賞賛される「現地現物主義(直接現場に足を運んで現物を目にすること)」が、新型コロナウイルスのパンデミックによって急速な変化を迫られている製造業界の今を物語る光景だ。 この工場内に置かれたロボットアームは、「ベベルギア(かさ歯車)」と呼ばれる重要部品を取り上げ、回転させて光に当てながら表面に欠損がないかどうか点検する。1つの部品に要...

ハンズフリー化進む「自動運転」 安全や性能基準ないまま開発レース加速

「オートパイロット」、「プロパイロット」、「コパイロット」──。自動車メーカーがハンズフリー(手放し)運転を支援する新たなシステムに与えた名称はさまざまだ。だが、ここ数十年で自動車技術は大きな変革が進む一方で、従うべき安全性や性能に関する基準が存在しない。 複数の自動車産業幹部によれば、テスラの成功に刺激され、自動運転の研究に投じた数十億ドルの費用の回収を始めるため、自動車メーカー各社は、高速道路上での巡航走行など日常的な運転を自動化し、5年以内に広く普及させる計画を加速させつつある。 従来の自動車...

劇場のイベント再開に向けAIで飛沫シミュレーション 定員半分では採算厳しく

西村康稔経済再生相は12日午後の会見で、8月を予定している劇場などでのイベント再開に向けて、人工知能(AI)を活用した飛沫のシミュレーションも使って業界や流体工学の専門家などと検討を行う方針を強調した。政府としては定員の半分の人数での再開を検討していたが、採算面で厳しいとの声が多く、関連業界とともに工夫する構えだ。 来週15─16日に予定されている日銀金融政策決定会合に出席するかどうかは、現時点では未定という。西村再生相は、日銀とは新型コロナウイルスに対応する危機感を共有していると述べた。 (竹本能...

新型コロナでひとり勝ちのアマゾン──ポストコロナに向けた「無人配送」戦略

<コロナ禍で一変した世界で、コスト削減を進めウイルスに打ち勝つため、アマゾンは無人配送車やドローン開発に邁進する。米経済ジャーナリスト、ブライアン・ドゥメインの新著『ベゾノミクス』より一部抜粋> 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)のせいで外出もままならず、買い物をデリバリーに頼る人が増えた時期、大忙しだったのがネット通販のアマゾンだ。 もちろん、アマゾンはそれ以前からアメリカ人の暮らしに不可欠な存在だった。昨年12月時点で国内のプライム会員は推定1億1200万人。1人当たりの平均...