「BOOKS」の記事一覧

定年後、人気講師となり海外居住 可能にしたのは「包丁研ぎ」ノウハウだった

<定年後の生活をどう楽しむか、金銭面の不安をどう解消するか。ここに、独学で身に付けたスキルを生かして活躍する69歳の男性がいる。講師として月15万円ほどを得て、マレーシアにロングステイする生活。それを実現させた凄い「包丁研ぎ」とは?> 「定年後も何かわくわくするようなことがしたい」 そんなふうに考えている人は少なくないだろう。定年退職後の現在、スキルシェアサービス「ストアカ」で、講師として家庭用包丁の研ぎ方を教えている豊住久氏(69歳)もその1人だ。 「ストアカ」とは、個人がスキルを教授する講座を開...

「有罪判決を受ける理由は…おまえが黒人だから」冤罪で死刑囚となった黒人の物語

<「おまえがなにをしていようが、なにをしていなかろうが、関係ない」と刑事は言った。「おまえが有罪判決を受ける理由を五つ、説明できるぞ。知りたいか?」――あまりのひどさに信じがたい実話。しかも、決して昔の話ではない> ミネアポリスで黒人男性のジョージ・フロイド氏が警官から暴行を受け死亡したことから、黒人差別問題に今また注目が集まっている。 世界各地へ広がった抗議運動は「Black Lives Matter」ムーヴメントを生み出すに至ったが、そんな中で記憶に蘇ってきた書籍がある。『奇妙な死刑囚』(アンソ...

ロックダウンで様変わりするヒマラヤ──写真集で世界最高峰エベレストを体感する

<2020年日本写真協会賞作家賞を受賞した石川直樹氏が、シェルパの暮らす麓の村からエベレストの山頂に到るまでの道のりを写真集にまとめた> コロナ禍によって、ネパールのカトマンズも60日間のロックダウンが行われていた。日本のような緩い外出自粛ではなく、許可なく出歩けば逮捕される厳格なロックダウンだったので、人でごった返す混沌としたあのカトマンズの雰囲気はすっかり変わってしまったようだ。見た目の景色だけではない。観光収入によって成り立っているネパールの経済も壊滅的な打撃を受けた。なにしろエベレスト登山の...

百田尚樹と「つくる会」、モンスターを生み出したメディアの責任 石戸諭氏に聞く

<大反響特集「百田尚樹現象」から1年。このほど新著『ルポ 百田尚樹現象』を上梓した石戸諭氏に聞く。安倍政権に最も近い作家・百田尚樹を生み出した平成右派運動の末路、そしてメディアの責任とは> 本誌の特集「百田尚樹現象」(2019年6月4日号)から1年。筆者の石戸諭氏が新著『ルポ 百田尚樹現象――愛国ポピュリズムの現在地』(小学館)を上梓した。2020年の「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞」を受賞した特集記事に大幅に加筆した本書について、特集時に編集を担当した本誌・小暮聡子が聞いた。 ――新著...

仕事への集中を邪魔するスマホは大敵、ではどうすればいい?

<現代の最強の情報源であるスマホは、情報がどんどん入ってくるので、目に見えるところにあるととにかく気が散ってしまう> 複数のタスクを同時並行でこなす「マルチタスク」ではなく、一つの事柄に集中して着実に処理をする「ワンタスク戦略」――それを繰り返すことで「確実な成果」を必ず手にすることができ、効率よく仕事を進めることも可能になる。 この「一点集中」を実践して成果を挙げているのが、司法書士や監査業務、講演、経営など、多様な能力が求められる仕事を同時並行で進めている碓井孝介氏。その経験・実践に基づくスキル...

「最強の時短仕事術」で、毎朝やるべき1つのこと

<その日に取り組む必要のあるタスクを明らかにして順番を決めておけば、意識が散漫にならずにタスクの処理に集中できる> 複数のタスクを同時並行でこなす「マルチタスク」ではなく、一つの事柄に集中して着実に処理をする「ワンタスク戦略」――それを繰り返すことで「確実な成果」を必ず手にすることができ、効率よく仕事を進めることも可能になる。 この「一点集中」を実践して成果を挙げているのが、司法書士や監査業務、講演、経営など、多様な能力が求められる仕事を同時並行で進めている碓井孝介氏。その経験・実践に基づくスキルを...

「マルチタスク」など存在しない、効率がいいのは一つのタスクに集中する「ワンタスク」

<そもそも同時並行で複数のタスクを処理しようとするから仕事が終わらない> 新型コロナウイルスの感染予防策としてリモートワークが推奨される今、在宅勤務でむしろ仕事量が増えている人もいるかもしれない。「今日も仕事が終わらなかった」「やってもやっても、次々にやるべきことが増えていく」――そんな思いで、一日を終える人も少なくないだろう。 仕事と言っても、会議、打合せ、資料作成、メール返信、事務処理など、数えきれないタスクがあるため、それは当然とも言える。時間を割いて処理しているが、どのタスクもなかなか終わら...

著名な写真家・起業家チェイス・ジャービスが指南する「創造を生む習慣」

<写真業界で活躍し、世界有数の学習プラットフォーム「CreativeLive」の共同設立者でもあるチェイス・ジャービス。彼はこう言う。クリエイティブになれば幸せになれる。そのために大切なのは「いま始めること」> チェイス・ジャービスは、全米で最も影響力のあるフォトグラファーのひとりとして知られている。これまでにアップルやナイキ、レッドブルといった錚々たる一流ブランドのキャンペーンを手がけ、過去にはエミー賞にノミネートされた経歴を持つ。 さらに、写真共有アプリ「Best Camera」を立ち上げたのに...

福島第一原発事故は、まだ終わっていない

<2011年3月の東日本大震災直後からイチエフの取材を続けてきた東京新聞記者。その「9年間の記録」には、郷土愛があふれている> 『ふくしま原発作業員日誌――イチエフの真実、9年間の記録』(片山夏子・著、朝日新聞出版)の著者は、中日新聞東京本社(「東京新聞」)の記者。2011年3月11日に東日本大震災が起きたときには、名古屋社会部に所属していたのだという。 2011年3月11日午後2時46分。東北の三陸沖で、日本の観測史上最大となるマグニチュード9.0の大地震が発生、その30分~1時間後に太平洋沿岸を...