「BOOKS」の記事一覧

ドリブルデザイナーになり、全てを手に入れた岡部将和は「夢ノート」を書いていた

<プロサッカー選手にはなれなかったが「挫折はしていない」――。今や日本代表選手にも指導を行うドリブルデザイナーが、初めて子供に向けた「マンガ本」を出した。少年少女たちに、自分の武器を見つけ、夢をかなえてもらうために> ドリブルデザイナー、岡部将和──。 あるいはその職業も名前も、初めて耳にしたという人がいるかもしれない。しかし、サッカー界で、とりわけ将来のプロサッカー選手を夢見る子供たちとその親の間では、かなり名の知れた人物だ。 現在、YouTubeをはじめとしたSNSのフォロワーは約240万人(子...

社名変更でスベったフォルクスワーゲンに読ませたいジョーク本

<フォルクスワーゲンが「エイプリルフール」ネタで炎上した。コロナ禍の今こそ「笑い」が大切だと思うが、あれはちょっと......> 先週、ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンが発表した。電気自動車(EV)シフトを進めるため、電圧の単位「ボルト」を取り入れ、アメリカ法人の社名を「ボルツワーゲン」に変更する――。 投資家は社名変更を歓迎し、株価は約5%上昇した。 しかし、社名変更は嘘。フォルクスワーゲンが仕掛けたエイプリルフールのネタだったのだ。 混乱を引き起こし、怒る記者も出てきたりして、結局、フ...

暴力団は残るも地獄、辞めるも地獄。一般人はそれを「自分には関係ない」と言えるか

<『だからヤクザを辞められない』の著者は、元暴力団員から生きる権利を剥奪するのは行き過ぎではないかと指摘し、疑問を投げ掛ける> 『だからヤクザを辞められない――裏社会メルトダウン』(廣末 登・著、新潮新書)の著者は研究者であり、ノンフィクション作家。暴力団の研究に携わるなか、知り合った元暴力団員や現役の組員から「暮らしにくい世の中になった」と聞くようになったと振り返る。 兆候が見えはじめたのは、暴力団排除条例が福岡県で最初に施行され、全国の自治体がそれに倣って暴排強化を始めた2010年以降のこと。「...

ファスティング(断食)の利点は「体重が減る」だけじゃない

<カロリー制限ではダメ、ダイエットにいいのはファスティングだと「トロント最高の医師」は言う。しかも、減量以外にも健康に役立つ効果があるらしい> ファスティング(断食)とは、ホルモンの働きを整えることで、ベストコンディションをつくり上げること。 ダイエットで長く推奨されてきたカロリー制限は科学的にも誤った手法で、減量のためにはファスティングをするべきだと、「トロント最高の医師」とも呼ばれる医学博士のジェイソン・ファンは言う。 それだけではない。このたび、ファンが臨床研究者のメーガン・ラモス、コンサルタ...

ファスティング(断食)がダイエットに有効なのは、基礎代謝量が増えるから

<どうしたら効果的に減量でき、それを長期間維持できるか。「トロント最高の医師」はファスティング(断食)を推奨するが、その理由にはインスリン値が関係している> 「トロント最高の医師」とも呼ばれる医学博士のジェイソン・ファンは、健康的に減量する秘訣はファスティング(断食)だと言う。ファンによれば、ファスティングとは単なるダイエットではなく、ホルモンの働きを整えるものだ。 では、なぜファスティングがいいのだろうか。 このたび、ファンは臨床研究者のメーガン・ラモス、コンサルタントのイヴ・メイヤー(両者とも肥...

カロリー制限ダイエットが成功する確率は、約1%しかない

<長い間、医師たちのアドバイスは「食べる量を減らして、運動量を増やそう」だったが、それではダイエットは成功しない。「トロント最高の医師」が代わりに推奨するのは、ファスティング(断食)だ> どうしたら効果的に減量でき、それを長期間維持できるか。健康なダイエットの秘訣とは何か。 世界中で多くの人を悩ませるこの問題に、長い間、医師たちが述べてきた一般的なアドバイスは「食べる量を減らして、運動量を増やそう」だった。つまり、カロリー制限だ。 しかし、カロリー制限は決して有効ではないことが、数多くの科学的研究か...

銃社会アメリカの「スキルの低い警官」と警察内人事制度の関係

<なぜ銃規制が一向に進まないのか。なぜ白人警官による黒人市民の殺害が起こるのか。それを知るためには、アメリカの複雑な警察組織を理解する必要がある> 米ミネソタ州ミネアポリスで「ジョージ・フロイド事件」が起きたのは2020年5月のこと。アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイド氏が白人警官に首を8分46秒圧迫され命を落としたこの事件は、「BLM(ブラック・ライブズ・マター)」運動へ結びついていった。 そのため必然的に警察への批判が高まっていったわけだが、批判の根底にあるもの、そして白人警官による黒人市民...

本を読むなら、自分の血肉とせよ。『三行で撃つ』著者の「抜き書き」読書術

<「文章術はこれ一冊でじゅうぶん」と話題の『三行で撃つ』。名文記者として知られる近藤康太郎氏は本書で、独特の書棚整理術と読書術も紹介している。「書棚は自分の脳」――ではどのように整理し、強化するか> 本を「深く読みたい」と願う人は多い。そのための方法として、読んだ内容を記録しておくという手がある。 読書アプリ、レビューサイト、ブログと、記録メディアは多様化しているが、敢えて手帳に書き残してみるのはどうだろう。「手で書く」という肉体的な行為は、思わぬ効果をもたらしてくれる。 真似する読者が続出。「書棚...

あの『アルマゲドン』で滅亡を避けられる!? 『コンテイジョン』だけじゃない「予言の映画」11選

<小惑星衝突からパンデミック、老化、最終核戦争まで、映画を活用して科学の面白さを伝えるイギリス人の2人組がいる。彼らによれば、小惑星に核爆弾を仕掛ける『アルマゲドン』方式も、決して荒唐無稽ではない> 新型コロナウイルスが話題になり始めた昨年初め頃から、ぜひ観るようにと勧める声があちこちで聞かれるようになった映画がある。パンデミックの脅威を描いた『コンテイジョン』(2011年、スティーブン・ソダーバーグ監督)だ。 この映画が話題になったのは、描写のリアルさと科学的正確さが際立っているためだけではない。...

大企業に派遣で入り、34歳で執行役員になった男が日本企業の「決められない」体質から学んだこと

<最初はアメリカかぶれで、空気も読まなかったが、仕事を円滑に進めるため「根回し2.0」を身に着けた――。学歴もなく、派遣のITヘルプデスクとして日本の大手企業に入り、10年間で最年少執行役員にまで駆け上がった二宮英樹氏がつづる、国内外で役立つ仕事術> 日本企業でグローバル事業に関わる方々の多くが、海外子会社の事業管理、ビジネスパートナーとのアライアンス、海外M&A、事業上のトラブル対応に奮闘している。 学校で学んだ杓子定規の知識だけでは太刀打ちできない。経営企画の中期計画策定のような机上で練り上げる...