「EV」の記事一覧

日本電産、日産系の変速機製造ジヤトコに触手 EV化時代にらみ激しい綱引き

精密小型モーターで世界トップシェアを握る日本電産が、さらなる成長の原動力として目を向けているのが自動車だ。電動化の波が押し寄せる中、バッテリーに蓄えた電気を駆動力に変える技術にビジネスチャンスを見いだし、企業を相次いで買収。総仕上げとして、日産自動車が7割以上の株式を持つ変速機メーカー、ジヤトコ(静岡県富士市)の取得に乗り出している。 事情に詳しい複数の関係者によると、日産はその申し出を拒否。しかし、日本電産を売上高1.5兆円規模の企業に育て上げた創業者の永守重信会長は、財務状況が悪化した日産はいず...

中国EVスタートアップ、コロナショックから活気取り戻す 好調なテスラが刺激

中国で電気自動車(EV)を手掛けるスタートアップ企業が、活気を取り戻している。原動力は米EV・大手テスラの好調ぶりだ。 中国では、テスラ車の滑らかなデザインと最先端技術への人気が高まっている。これに触発される形で、中国版テスラを夢見るスタートアップ企業の「第2陣」が今、資金調達や生産拡大、販売促進の動きを活発化させている。 中国におけるEVスタートアップの上海蔚来汽車(NIO)、小鵬汽車(Xpeng)、理想汽車(Li Auto)、威馬(WMモーター)の4社は今年、合計80億ドル以上の資金を調達した。...

米カリフォルニア州、ガソリンエンジンの新車販売禁止へ 温室効果ガス削減のため35年から

米カリフォルニア州のニューサム知事は23日、ガソリンエンジンを動力とする乗用車とトラックの州内での新車販売を2035年から禁止する方針を示した。電気自動車(EV)への移行を促進し、温室効果ガス排出量の削減を図ることが狙い。 記者会見で、カリフォルニア州はガソリン駆動の新車販売を35年までに段階的に廃止する「確固たる目標」にコミットすると指摘。他の州にも同様の措置の導入を促すとした。 同州は温室効果ガス排出量を2050年までに1990年比で80%減らす目標を掲げているが、ここ数年は輸送部門の排出量が増...

米テスラ「3年以内に260万円の完全自律走行EV製造」と発表 投資家期待の具体案なく株価は下落

米電気自動車(EV)のテスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は22日に開催した電池の新技術を発表する「バッテリー・デー」で、EVの価格を大幅に引き下げ、完全な自律走行性能を持つ価格2万5000ドルのEVを3年以内に製造すると発表した。 ただ、同社株は引け後の取引で売りが加速し、時間外取引の2時間で時価総額は200億ドル縮小した。株価は5.6%安で通常取引を終了し、時間外では一時6.9%下げた。 投資家はテスラから2つの大きな発表があることを期待していた。寿命が10年以上の「ミリオン・マイル...

EVで世界トップに上り詰めたテスラ、新たな電池戦略 試されるイーロン・マスク流「吸収」の極意

米電気自動車(EV)メーカー、テスラを16年間でほぼ無名の状態から世界最大の時価総額を持つ自動車会社へと大成長させたイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、革新者であり、既成概念を打破する人物だともてはやされている。 しかしマスク氏の行動をたどってみると、むしろ「ファーストラーナー(知識や技術の獲得が早い人物)」という側面が強いことが分かる。テスラに欠けている技術を持つさまざまな企業と提携し、そうした企業の選り抜きの人材を引き抜いた上で、よりリスクを嫌うパートナーたちが超えられなかった限界を突破...

仏シトロエン、14歳から免許不要で乗れる2人乗りEV「アミ」発売 大手家電チェーンでも取り扱い

フランス自動車大手PSAグループのシトロエンは、他の主要大手メーカーが顧客対象としていない14歳以上の若者層を狙った、新電気自動車(EV)「アミ」を発売した。 アミは2人乗り。わずか6キロワットのモーターを搭載し、フランスの法律では14歳以上なら運転可能で、運転免許は必要ない。最大速度は時速45キロ、車体はプラスチック製で内装はいたってシンプルだ。 その代わり、ハイテクに精通する10代にアピールしそうな機能を搭載する。フランスの大手家電チェーンで、スマートフォンやビデオゲーム機などと一緒に販売する。...

独り勝ちのテスラ株 時価総額で日本の自動車メーカー上場9社合計を抜く

米テスラの株価が高値圏で推移している。新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ株式市場の復調とともに一時、年初の約6倍に上昇し、日本車株とは勢いの違いが鮮明だ。時価総額は、テスラ1社で日本に上場する自動車メーカー全9社の合計を追い抜いた。背景には、金融市場からの「期待」の差が潜んでいる。 コロナ禍でもテスラ健闘 投資のかかる次世代車で単独での勝ち残りがいかに厳しいか──。ある市場関係者はそう指摘し、ホンダを慮った。同社は3日、米ゼネラル・モーターズとの協業拡大を発表。すでに燃料電池や自動運転サービス向け...

韓国・現代自動車がEVシフト本格化 テスラ追撃には大きな障害も

韓国の現代自動車は、早くから水素を使う燃料電池車の開発に携わってきたが、その間に米電気自動車(EV)メーカーのテスラが急速に台頭し、韓国国内を含む世界全体のEV市場を席巻していく姿を目の当たりにしてきた。そして今、テスラの牙城に、現代自動車が積極攻勢を仕掛けようとしている。 現代自は、来年と2024年にそれぞれ1本ずつEV専用の生産ラインを導入する計画であることが、同社労組内のニュースレターをロイターが確認して分かった。 また、現代自の実質トップ、チョン・ウィソン首席副会長は5月以降、バッテリーなど...

日産「10年ぶりの戦略車」SUV型EV来年半ば日本から発売 ブランドロゴも一新

日産自動車は15日、電気自動車(EV)「アリア」を世界で初公開し、2021年半ばに日本でまず発売すると発表した。内田誠社長は発表会で「日産の歴史の新たな扉を開く」と語った。 EVとして世界初の量産車「リーフ」に続く約10年ぶりの戦略車で、同社初の多目的スポーツ車(SUV)タイプ。補助金を引いた実質購入価格は約500万円からとなっている。欧米・中国でも投入予定で販売目標は非公表だが、複数の関係者によると、最初の1年間で約3万台を計画する。 同社はカルロス・ゴーン前会長の拡大路線による過剰設備や販売不振...

米テスラ、時価総額でトヨタ抜き自動車業界首位に躍進

米電気自動車(EV)メーカーのテスラの株価は1日、過去最高値を更新し、時価総額はトヨタ自動車を抜き、自動車業界のトップに躍り出た。 株価は序盤に5%上昇し、過去最高値の1133ドルを付けた。時価総額は2094億7000万ドルとなり、トヨタの時価を約60億ドル上回った。 テスラの終値は3.69%高の1119.63ドル。 時価は米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターの合計の3倍以上に膨らんでいる。 テスラ株の年初からの上昇率は163%強と、すさまじい勢いで値上がりしている。投資家は...