「G7」の記事一覧

G7「一帯一路」対抗策は中国に痛手か(その2)対アフリカ中国債務はわずか20%

世界銀行やジュビリーなどのデータによれば、対アフリカ債務の20%しか中国は占めていない。20%で開発途上国を掌握しているとすれば、G7には何ができるのか?その資金は誰が出すのか?(本稿は「その1」の続きである。) G7首脳会談コミュニケで触れているアフリカ 6月13日に発表されたG7首脳会談コミュニケ冒頭には以下の文章がある(全文和訳は外務省のHP )。 ――世界中で他国・地域との我々のパートナーシップを強化する。我々は、クリーンかつグリーンな成長のためのイニシアティブを通じたものを含め、インフラ投...

G7「一帯一路」対抗策は中国に痛手か(その1)

G7首脳会談では「一帯一路」対抗策として巨大インフラ支援新構想を決定したが、中国のアフリカ諸国などとの連携の歴史は古く、容易には食い込めない。そもそも日本は第三国での「一帯一路」に協力を表明している。 バイデン大統領が唱える「より良い世界の再建」(B3W)による新構想 6月11日から13日までイギリスのコーンウォールで開催されたG7首脳会談において、バイデン大統領は自らが唱える「より良い世界の再建」(B3W=Build Back Better World)に基づいてG7参加国を説得し、何とか開発途上...

G7「対中包囲網」で賛否両論、一時ネットを遮断

G7首脳会談では対中包囲網で意見が一致したと報道されているが、実は内部で賛否両論があり、会議室のネットを一時遮断するほどだったとCNNが暴き、中国はここぞとばかりにG7の矛盾を突いている。 中国はこれをアメリカが覇権にしがみつく「あがき」であり、一国では中国に対抗できないために他国に無理強いをしているとみなしている。 対中強硬論で意見が一致せず、会議室のネットを遮断 6月11日から13日までイギリスのコーンウォールで開催されたG7首脳会談は13日に閉幕し、「G7カービスベイ首脳コミュニケ」として共同...

話題のG7首脳ごみアート「リサイクルモア山」

G7サミットが開催された英南西部の町コーンウォールに、6月11日の開幕より一足早く各国首脳が勢ぞろいした。 丘の上に現れたのは、電子機器の廃棄物を使って首脳の顔をかたどり、リサイクルの重要性を訴えるアート作品。 歴代米大統領の顔が並ぶ米サウスダコタ州のラシュモア山の彫刻と構図が似ており、「リサイクルモア山」と命名された。 イギリスでは今年11月に北部グラスゴーでCOP26が開催されるが、先日には西部ニューブライトンの浜辺に「溶ける」子供たちが出現したばかり(関連記事はこちら)。 13日に閉幕し、共同...

中国の「反外国制裁法」と問われる日本の覚悟

6月10日、中国で「反外国制裁法」が制定された。外国から制裁を受けた際の報復制裁を規定したもので、制裁に協力した者も対象とする。日韓などの対米追随を牽制することになり、日本の及び腰が加速しそうだ。 反外国制裁法の成立過程 全人代(全国人民代表大会)常務委員会は、6月10日「中華人民共和国反外国制裁法」を制定し、その日の内に習近平国家主席が署名し実施されることとなった。 全人代常務委員会は6月7日から10日まで開催されたが、反外国制裁法の制定に関しては、2020年11月に習近平が中共中央総書記として「...

G7外相、ロシア反体制指導者ナワリヌイ襲撃を強く非難 共同声明発表

主要7カ国(G7)外相は8日、ロシアの反体制指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏に対する襲撃を強く非難する共同声明を発表した。米国務省が公表した共同声明は「カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国で構成するG7の外相、および欧州連合(EU)代表は、ナワリヌイ氏に対する襲撃を極めて強く非難する」とした。ナワリヌイ氏は8月、ロシア国内で意識不明の重体となり、現在ベルリンの病院で治療を受けている。独政府は今月2日、同氏に神経剤「ノビチョク」が使用された「疑いのない証拠」が得られたと明らかにした。ただ...

G7サミット、米大統領選後に開催の可能性 トランプ「より落ち着いた雰囲気になる」

トランプ米大統領は10日、主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)について、11月3日の大統領選後の「より落ち着いた雰囲気」の中で開催する方向に傾いていると述べた。ロシアのプーチン大統領を招待するかどうかは決定していないとした。 トランプ大統領は5月、6月開催を目指していたG7サミットを9月以降に延期。また、参加国を拡大し、オーストラリア、ロシア、韓国、インドを招待する考えも示していた。 トランプ氏はホワイトハウスでの記者会見で「私は選挙後のどこかの時点で開催する考えにかなり傾いている。テレビ会議を通...

G7ならぬ「D10」がトランプと中国の暴走を止める切り札

<G7はまた延期になったが、トランプと同盟国の亀裂が広がる中、どのみち実りある議論は期待できなかった。外交巧者のイギリスが代わりに提唱するD10のアイデアは注目に値する> ドナルド・トランプ米大統領が6月半ばに開催する意向を示していたG7サミットはまたも延期されることになった。残念と言えば残念だが、実質的には大した影響はない。パンデミックが世界を揺るがすなか、いや、それ以上に、アメリカと同盟国の亀裂が広がるなか、主要国の指導者が顔を突き合わせて話せないのは残念だが、どのみちトランプが舵取りをする限り...

プーチン、トランプからのG7招待支持 決定には詳細な情報必要

ロシア大統領報道官は1日、トランプ米大統領がロシアなど4カ国を主要7カ国首脳会議(G7サミット)に招待する考えを示したことについて、より詳細な情報が必要としながらも、プーチン大統領は支持を示していると述べた。 トランプ大統領は5月30日、6月末の開催を目指していたG7サミットを9月以降に延期する方針を明らかにすると同時に、参加国を拡大し、オーストラリア、ロシア、韓国、インドを招待する考えも示した。 これについてロシアのペスコフ大統領報道官は「プーチン大統領は全ての方面における対話を支持している。ただ...

G7サミットへの対面参加、帰国後の自主隔離など多くの問題=カナダ・トルドー首相

カナダのトルドー首相は27日、トランプ米大統領がワシントンで開催を検討している対面式での主要7カ国首脳会議(G7サミット)について、自身の参加を判断するためには依然として多くの公衆衛生上の問題に対処する必要があるとの見解を示した。 トルドー首相は定例会見で、対面式の会議を行うには、サミットから帰国後に自主隔離を行うかといった多くの問題が伴うと指摘。「理想的な状況なら対面式のほうがはるかに効果的なのは明らかだが、参加を約束する前にまだ多くの問いに答える必要がある」と述べた。 その上で、公衆衛生専門家に...