「NASA」の記事一覧

宇宙観測史上、最も近くで撮影された「驚異の」太陽画像

<欧米共同開発の太陽探査機「ソーラー・オービター」は、これまで研究者を悩ませてきた太陽の様々な謎を解決できるか> 宇宙観測史上、最も太陽に接近して撮影した画像を、NASA(米航空宇宙局)とESA(欧州宇宙機関)が初めて公開した。 NASAとESAが共同開発した太陽探査機「ソーラー・オービター」から送られてきたこの画像では、これまで撮影されたことがなかった太陽の表面上で発生している「キャンプファイア」という現象も捉えられている。 この現象は、小規模な太陽フレアで、なぜ太陽の表面よりも外側の太陽フレアの...

火星の移住に必要な人数は何人だろうか? 数学モデルで算出される

<「他の惑星で自立的に生活するためには、何人が必要か」という問いに仏ボルドー工科大学の研究者は、独自の数学モデルによって算出した......> アメリカの起業家イーロン・マスクが率いる民間宇宙企業スペースXでは、火星の植民を視野に入れた宇宙船「スターシップ」の開発がすすめられている。 言うまでもなく、他の惑星への植民はたやすいことではない。入植者が自活するために、どのように現地の資源を取り出すのか、そのためにはどのような設備やスキルが必要となるのか、といった様々な課題を解決する必要がある。 スペース...

米宇宙船クルードラゴン、ISSにドッキング成功

米フロリダ州から打ち上げられた米宇宙ベンチャー「スペースX」開発の宇宙船「クルー・ドラゴン」は31日、国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングに成功した。米国の宇宙船によるISSへの有人輸送は2011年以来、9年ぶり。 同宇宙船にはNASA(米航空宇宙局)のボブ・ベンケン、ダグ・ハーレー両飛行士が搭乗。予定通り東部時間午後1時25分(日本時間6月1日午前2時25分)にISSに入り、滞在中の飛行士に握手やハグで迎え入れられた。 ハーレー飛行士は「米国の有人飛行が再開できたのは素晴らしい。この偉大な...

米、9年ぶり有人宇宙飛行 初の民間船をISSへ

米宇宙ベンチャー「スペースX」は30日、NASA(米航空宇宙局)の飛行士2人を乗せた宇宙船「クルー・ドラゴン」の打ち上げに成功した。米国で有人宇宙船を打ち上げるのは9年ぶり。民間企業が開発したものとしては世界初となる。 30日午後にフロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられたクルー・ドラゴンは、「ファルコン9」ロケットから切り離され、無事に予定の軌道に投入された。19時間かけて国際宇宙ステーション(ISS)へ向かう。 搭乗したダグラス・ハーレー飛行士は打ち上げ直前、「スペースX、さあ行こう。こ...

宇宙飛行士が語る新型コロナ時代を生きるヒント

<ハッブル宇宙望遠鏡の修理にも携わった元飛行士が、宇宙で考えた孤独と絆と健康の意味> ハッブル宇宙望遠鏡は息をのむほど美しい天文画像を次々と地上へと届け、私たちの宇宙の認識に革命をもたらした。1990年4月24日の打ち上げから30周年を迎え、スペースシャトル「コロンビア」と「アトランティス」で2002年と09年にハッブルの修理に携わった元NASA宇宙飛行士のマイク・マッシミーノに、本誌アリストス・ジョージャウが話を聞いた。 ◇ ◇ ◇ ――宇宙飛行士の目から見て、ハッブル宇宙望遠鏡の重要性はどこにあ...

約50年にわたる月探査の集大成:月の統合地質図が初めて作成される

<アメリカ地質調査所(USGS)は、NASAやアメリカ月惑星研究所(LPI)との恊働で作成した世界初の「月の統合地質図」を発表した......> アメリカ地質調査所(USGS)は、2020年4月20日、アメリカ航空宇宙局(NASA)やアメリカ月惑星研究所(LPI)との恊働で作成した世界初の「月の統合地質図」を発表した。オンラインで公開されており、無料でダウンロードできる。 「アポロ計画」以来、約50年にわたる月探査や研究活動の集大成 この地質図は、1961年から1972年までのNASAの「アポロ計画...

NASAもテレワークで、火星の無人探査車を自宅から操作

<NASA職員も在宅勤務となり、3月20日以降は、チームに所属するメンバーがそれぞれの自宅から遠隔で「キュリオシティ」に指令を送り、管理する体制に切り替えられた......> アメリカ航空宇宙局(NASA)は、2020年3月20日、米国での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、緊急時対応フレームワーク「NASAレスポンス・フレームワーク」で最高レベルのレベル4に引き上げ、すべての施設を原則閉鎖し、職員に在宅勤務を命じた。 自宅から遠隔で「キュリオシティ」が岩石試料を採掘するこ...

「火星探査」で学んだ隔離生活を楽しむ9つのコツ

<新型コロナ対策にも応用可能──「火星」に住む実験に参加して分かった閉じ籠もり生活の不安と不満の解消法> 2013年、私は荷造りをしてハワイの活火山マウナロアにあるドーム型施設に入った。NASAが支援する模擬火星探査ミッション「HISEAS」に参加するためだ。溶岩原に囲まれた火星そっくりの環境で4カ月間、6人の「クルー」が隔離生活を体験。物理的、心理的、社会的影響を調べて将来の火星探査に役立てようというわけだ。 家族や友人と離れ、交信にも時間がかかる。食事も新鮮な果物や野菜はなく、保存の利く食品だけ...