「WHO」の記事一覧

ワクチン3回目接種で高齢者の感染予防効果4倍に WHOは猛反対

<7月末から高齢者向けに3回目のブースター接種を行ってきたイスラエル保健省の発表だ。これで3回目のワクチン需要がますます増えそうだが> イスラエル保健省は8月22日、ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンの3回目(ブースター)接種を行うと、接種回数が2回だけの人と比べて、高齢者では感染や重症化を防ぐ効果が著しく高まるとする新たなデータを明らかにした。 今回のデータでは、60歳以上の人については、ブースター接種を受けてから10日が経った時点で、2回接種の人と比べて感染予防効果が少なくとも4倍にまで上...

先進国の身勝手なブースター接種はかえって危険な変異株を生み出しかねない

<アメリカと一部富裕国でワクチンの追加接種を行う計画が具体化しているが、専門家とWHOは世界的な集団免疫の獲得をめざすべきと警告している> バイデン政権は新型コロナウイルスワクチンの3回目の投与を、早ければ9月中旬に開始する準備を進めている。だが有力な免疫学者は、全世界にワクチン接種を普及させることよりも先に、富裕国が自国民の免疫をさらに高める「ブースター」接種を優先するならば、世界はますます致死性の高い変異株出現の危険にさらされることになると警告する。 ロイター通信は8月16日、アメリカ政府が2回...

隠したいことだらけの中国、ウイルス起源の調査には二度と協力しない

<新型コロナウイルスが武漢研究所と無関係であったとしても、政府の失敗を認めるような調査への協力はあり得ない> 新型コロナウイルスの起源調査への協力が中国にとって最も利益になる──バイデン米政権はそう繰り返してきた。そのとおりだろう。純粋な科学的精神の下で、各国が手を携える理想的な世界なら。 だが新型コロナが武漢ウイルス研究所と無関係でも、現場レベルから最高指導部まで、中国の当局者には隠したいことが山ほどある。 中国は研究所からの流出説だけでなく、中国が新型コロナの発生源であること自体を否定している。...

コロナ研究所流出説を裏付けるコウモリ動画

<武漢研究所がコウモリを飼育していたことを示す映像が公開された。同研究所と関係の深いWHOのある研究者は、研究所にコウモリなどいない、と否定してきたのだが> 6月13日にインターネットで公開された動画をきっかけに、新型コロナウイルスが武漢ウイルス研究所から流出したという説をめぐる議論がいっそう勢いづいている。同研究所内部で撮影されたという映像には、ケージに入ったコウモリが映っており、すでに100万回以上視聴されている。 この動画を探し出したのは、新型コロナウイルスの起源を調査するアマチュア研究者の集...

コロナ研究所流出説を裏付けるコウモリ動画

<武漢研究所がコウモリを飼育していたことを示す映像が公開された。同研究所と関係の深いWHOのある研究者は、研究所にコウモリなどいない、と否定してきたのだが> 6月13日にインターネットで公開された動画をきっかけに、新型コロナウイルスが武漢ウイルス研究所から流出したという説をめぐる議論がいっそう勢いづいている。同研究所内部で撮影されたという映像には、ケージに入ったコウモリが映っており、すでに100万回以上視聴されている。 この動画を探し出したのは、新型コロナウイルスの起源を調査するアマチュア研究者の集...

ベトナムで新たに「非常に危険な」変異ウイルスを確認

<インド型とイギリス型の性質を合わせ持ち、伝播性が高いのが特徴。ベトナムの急速な感染拡大の一因とも> ベトナム政府は5月29日、「非常に危険な」新型コロナウイルスの変異株を確認したと明らかにした。イギリス型変異株とインド型変異株が合わさったような特徴をもつウイルスだという。 ベトナムのグエン・タン・ロン保健相によれば、同国各地で最近感染が確認された患者のウイルスの遺伝情報を調べていた専門家が、新たな変異株を発見したという。この新しい変異株は非常に伝播力が強いとみられ、従来型よりも容易に感染が広がる可...

【特別寄稿】WHOテドロス事務局長「ワクチン・ナショナリズムがコロナを悪化させる」

<先進国の指導者が自国のワクチン確保に躍起になっている限り、新型コロナとの戦いには勝てない。いま国際社会に必要なのは──WHO事務局長テドロス・アダノムの特別寄稿> 私たちは時間との競争の中にいる。安全で効果的な新型コロナワクチンを記録的早さで開発したことは、現代科学の驚異的成果だ。それがパンデミック(世界的大流行)の収束につながるかどうかは、国際社会の政治的意志と倫理観にかかっている。 ワクチンはパンデミックを抑え込む最良の手段だが、各国の指導者が「ワクチン・ナショナリズム」の誘惑に屈しなければ、...

米国務長官「武漢研究所の複数の研究員がコロナともとれる病気にかかっていた」と、WHOの現地調査を後押し

<だからコロナウイルスは人工的に作られたと主張するトランプ政権の疑念はどこまで裏付けられるのか> マイク・ポンペオ米国務長官は、2019年秋に中国の武漢ウイルス学研究所(WIV)で、新型コロナウイルス感染症と同様の症状を呈する疾患にかかった研究員がいたと主張。今回のパンデミック(世界的大流行)の原因についてより詳しい説明を中国に要求するよう、WHO(世界保健機関)に強く求めた 新型コロナウイルスの発生源を探るWHOの調査団は、1月14日に中国湖北省武漢市に到着。当初の予定より数カ月遅れて調査を開始し...

今年のクリスマスはサンタも危ない?

<米ジョージア州でサンタと記念撮影をした子どもたち約50人が濃厚接触者に、ベルギーではサンタの訪問を受けた介護施設で75人が陽性、1人が死亡した> 12月10日にジョージア州ルドウィッチでおこなわれたクリスマスパレードに出演していたサンタクロースが新型コロナウイルスに感染していたことがわかった。その場には約50人の子どもたちがいて、全員が濃厚接触者になった。 ロング郡の商工会議所が主催したこのイベントでは、ツリーのライトが点灯され、子どもたちが「サンタクロース夫妻」を訪ねて写真をとるコーナーがあった...

WHO「欧州はコロナ対応真剣に加速を」 接触者の追跡が不十分

世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を担当するマイク・ライアン氏は26日、欧州が新型コロナウイルスの感染防止に向け、対応を「真剣に加速」させるべきとした上で、接触者の追跡能力不足が問題という見方を示した。ライアン氏は会見で「欧州では、コロナウイルスに対してかなり後手に回っており、対応を真剣に加速させる必要がある」と指摘。入院患者の管理能力は拡充し、死亡率は非常に低い一方で、感染者は急増しており、検査の陽性率は非常に高いと述べた。また疫学者のマリア・バン・ケルコフ氏は、各国が都市封鎖(ロックダウン)を...